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NTL ザ・オーディエンス

2019/04/13
●「NTL ザ・オーディエンス」
演出 スティーブン・ダルドリー
脚本 ピーター・モーガン
キャスト ヘレン・ミレン  リチャード・マッケイブ  

NTL2014で公開になった「ザ・オーディエンス」の再映がル・シネマでありみてきました。

1部と2部の間に、ピーター・モーガンのインタビュー、女王の衣装についてのメイキング映像あり。

オーディエンスとは、観客の意味ではなく、エリザベス女王と英国首相との週1回の謁見の意味
首相役の面々と女王役のヘレン・ミレンの対話劇がメインで進む。

ヘレン・ミレンがすごい。舞台上で衣装を早替えしながら、女王の60年をあっちいったりこっちいったり。
同じ人物のいろいろな年代を演じ分ける。
そして、各首相との対話、この謁見の記録は公開されていないそうで(唯一の例外がブレア首相)
その時代に起きたことや、わかっている客観的な事実をもとに、こんな対話があったのではないかとモーガンが作ったフィクション。
でも、フィクションだからこそのリアルが感じられる。

これね、面白かったし、それなりに笑えたのだけれど、私がイギリスの現代史にもっと詳しければ、2倍にも3倍にも楽しめたのだろうなって思う。サッチャー、チャーチルそのあたりはイメージがすぐにわくけれど、他の方については名前がやっとな部分もあるのでね。
でも、「The Queen」も見ているし、イギリス王室にはまぁ結構興味があって、知識もまあまあというところなので、かろうじてついていけていたかな?という感じかな。
正直、これをどれだけ楽しめるかって、イギリスの現代史や王室への知識や理解が問われる感じかなって思う。

舞台は、バッキンガムだけでなく、バルモラル城の場面もあり、置かれる椅子、ロイヤルタータンのひざかけ、旧式の電気ストーブ等小道具も興味深かった。
そして、女王の衣装がその年代、TPO、などなどを表していて素敵。

会話の中では、ウィルソンが結構比重が高く、最初の出会いから、最後辞任の部分の関係性の変化がすごく面白い。
あと、中立とはいえ、お互いに相性の合う合わないもあったようで、そういうところが端々に出るのだけれど、もう少し背景を理解していたらもっとニヤリで笑える部分が増えるのになって感じる。

そして、これって日本では成立しないテーマかなって思う。
例えば平成30年間の首相×天皇陛下 の会話が演劇的に面白いテーマになるとは思えない。

ピーター・モルガン×ヘレン・ミレンのコンビは、「The Queen」のコンビ
[The Queen」と同様、女王の描き方の根底に、敬愛の念を感じます。




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23:32 舞台 | コメント(0)

ふたりの女王 メアリーとエリザベス

2019/04/08
●「ふたりの女王 メアリーとエリザベス」
監督   ジョージー・ルーク
キャスト シアーシャ・ローナン  マーゴット・ロビー  ジャック・ロウデン  ジョー・アルウィン 他

面白かった! 今まで、ヘンリー8世とかエリザベス1世についての映像だとか説明だとかは興味を持っていろいろ見たり読んだりしたことはあったけれど、メアリー・スチュワートについては興味はあったけれど、そこまで手が回らずまだまだ未知数というのが正直なところ。その上、昨年来、海外ドラマの「アウトランダー」を見ていて(現在シーズン4まで見終わって、シーズン5の撮影を心待ちにしている)、私の中のスコットランド熱がかなり上がってきているので、そこもかなりプラスアルファでめっちゃ楽しめた。

何より、メアリーとエリザベスという同時代にブリテン島内に在位していた2人の女王の在り方、周りの男性たちとの関係性、そしてメアリーとエリザベス自身のやりとり、お互いに対する思いの変化が面白い。
そして、彼女達の時代はちょうど日本での戦国から安土桃山時代、エリザベスは信長の1つ上、メアリーは家康の1つ上だそうで、日本のあの時代、イギリスではこんな形で権力争いが行われていたんだと思うとそれもまた興味深い。

とにかく、男たちが本当に最低!っていうか、狡猾すぎて本当に気の抜けない世界、その中で権力をきちんと握り続け、周りを御していくというのは本当に大変で、16世紀の話ではあるけれど、ある種現代にも通じて共感できる部分もある。

2人の女王の衣装、雰囲気の違い王宮の様子もそのキャラクターが反映されていたり、当時のイングランドとスコットランドの国力の違い等も映し出すようで興味深い。

また、何よりスコットランドの荒涼とした風景が美しい。


22:25 映画 | コメント(0)

運び屋

2019/04/08
●「運び屋」
監督   クリント・イーストウッド
キャスト クリント・イーストウッド ブラッドリー・クーパー アンディ・ガルシア ローレンス・フィッシュバーン マイケル・ペイニャ ダイアン・ウィースト アリソン・イーストウッド タイッサ・ファーミガ

公式サイト


イースウッド監督作の「運び屋」をみてきました。
泣いてしまったし、人間の弱さ、しょうもなさをそのままある種の愛おしさを持って描いていて、それについては良い作品だったなと感じる。
ただ、この作品、何を伝えたかったんだろうとは思う。
家族の大切さ?いやいや違うだろう。
最後、アルは、ずっと顧みなかった妻の元で過ごす時間が持てて、それは奥さんにとっては何よりの時間であったし、あるにとってもある種の贖罪であり、それがのちの娘との良い関係にも繋がるけれど。でも、もし生まれ変わって同じ人生に立ち会うならば彼はきっとまたデイリリーの栽培に心を傾けるよねって思う。
デイリリーの栽培の失敗があったからこそ、家族を思い出しているけれどそうでなかったら人気者のアルで痛いんだろうなと思えて仕方がない。

アルの世界は、古き良き白人中心の世界で、退役軍人の社会であり、希少なユリの栽培家としての成功者としての立場、それが失われて、なんか絶対怪しい、そしてクスリだと認識してもなお、彼自身の居場所、立ち位置を得るために運び屋を繰り返す。
組織の怖そうなお兄ちゃんたちにも臆することなく、インターネットとスマホを揶揄しながらも必要とあればメールも打てるように頑張る、自分のペースを貫く姿は、何度となく訪れる危機にもひょうひょうと対処する、80オーバーの人生の先達だからこその姿が見えたりする。きっと、彼は、自分の世界を取り戻す資金が得られると同時に、自分が利用されているだけどわかっていても、必要とされている感覚が嬉しかったんだろうな。

最後、こんな言い方はよくないのかもしれないけれど、あの居場所を得て、誰も追ってこない、誰にも脅かされず、花の世話ができ、娘や孫からも優しい気持ちで迎えられているあの状態は、ある種理想の老後のすみかなのかもしれないと思ってしまった。








00:31 映画 | コメント(0)

ROMA

2019/04/02
●「ROME」
監督   アルフォンソ・キュアロン
キャスト  ヤリッツァ・アパリシオ、 マリーナ・デ・タビラ

今年のアカデミー賞で監督賞、撮影賞、外国語作品賞 を受賞した「ROMA」
最初はネトフリ限定?と思っていたけど、イオン系でやり、シネスイッチでもいろんな時間帯でやってくれているということで、見てまいりました。

ちなみに今日は、新元号で沸いている1日ですが、銀座の和光のショーウインドウに大きな「令和」の額が飾ってあって、テレにカメラ的なものもいたのでなんかにぎわいも若干感じながら(笑)


さてさて「ROMA」です。
舞台は1970年~71年のメキシコシティ、ROMAっていうのは、コロニアローマという高級住宅街の地域の名称なんですね。
全編モノクロで、何より映像が美しい。
1つ1つが画になるようなそんな映像です。

ストーリーは、家政婦のクレアと彼女が働く一家の日々の話。その中で雇い主一家の夫と妻の関係が疎遠になり離婚に至り、クレア自身は、友達の紹介で付き合った男との子どもを妊娠するといった事件が淡々としたタッチで描かれる。
うーん、映像の感じが違うけれど、トーンは荻上直子的な(笑)←かもめ食堂とかめがねとかの方です。

前半若干冗長な感じはあるけれど、その部分があるから、最後の海での場面とかが生きてくるのかなとも思う。

しかし、これがカンヌとかだったらなんとなくしっくりくるけれど、アカデミー賞もこういう感じを選ぶんだなって思った。




00:19 映画 | コメント(0)

f2019冬ドラマ

2019/03/28
1-3月は、みていたのは2本「3年A組 -今からみなさんは人質ですー」と「トレース」

●「3年A組 -今からみなさんは人質ですー」 NTV 日22時半
すごく面白かった。そして、本当小学校の高学年とか中学とかで、こういうドラマを題材にいろんなことを考えさせたほうがいいんじゃないかとかも思う。
SNSとかネットということを媒介起こりうることをいろいろ呈示てしていて、ほんとに LET'S THINK!と言いたい。ネットを通じたコミュニケーションがこんなに大きな影響力を持ち始めたのは、ここ10年ちょっとのことで、だからこそまだまだ手探りの部分成熟していない部分等等が多いわけだけれど、私の感覚から考えるとSNSネイティブで育っている世代の感覚はある意味すごく怖いもの知らず過ぎると感じる部分も。
自分達がさらすものがどういう影響が出る可能性があるのかとか本当に一度たちどまってぐるんとまわってだっけ?考えてって思う。親の世代にとっても何がどう危ないのか、どうつながっているのかよくわからない人もきっと多い中で、いろいろ考える機会を与えてくれるドラマだったのではと思う。

菅田くんは、主演ですごくよかった。3年A組の生徒たちも順次いろんな子がフューチャーされてよかったけれど、今一つこの子オシ!と感じる子に出会わなかったのはちょっと残念。



●「トレース」 フジ21時
錦戸くん主演。すごく役柄にハマっていたなと思う。そして、船越さんとのコンビ感が良い感じでした。
毎回面白く見た。
最後、千原ジュニアの役がただただクズなだけだったなぁ。
これ、続編できるのかなとちょっと思う部分も。
 
01:04 ドラマ | コメント(0)
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