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LOVE LETTERS

2018/06/14
●「LOVE LETTERS」
場所 草月ホール
演出 藤田俊太郎
キャスト 風間俊介 咲妃みゆ

1990年の初演以来、延べ470組以上のカップルにより演じ続けられているという「LOVE LETTERS」
名前は聞いたことはありましたが、内容、概要など全く知らなかったのですが、
今回風間くんにご縁をもらって、初めて見てきました。

めちゃめちゃよかった。
すごく心を揺さぶられる作品でした。

そして、それぞれのカップルの公演が1日だけというのも、本当にその時の一期一会に生み出されるものを見に行くんだなという気がします。
同じ台本であっても、それぞれのカップルの数だけ別々の「LOVE LETTERS」があるんだろうなって感じます。

私は、今回のものしかみていないから、風間×咲妃ペアによる「LOVE LETTERS」の感想ということになるけれど、

まずとにかく、2人による朗読、それも説明部分もない、書簡の往復の内容
それなのに、それだからこそなのか、アンディとメリッサという恵まれたWASPの家庭に育った幼馴染2人の成長と人生、お互いの中でのそれぞれの距離感が微妙にあいたり近づいたりする心の機微がすごく感じられ、メリッサ、アンディそれぞれのキャラクターた立ち上がってくるように思える2時間だった。

朗読だけで、2時間って間延びしたり、飽きてしまったりしないんだろうかって思ったけれど、そんなことは全くなく、すごく濃密で集中できる時間だった。

風間くんのアンディは、男の子特有のちょっと不器用そうな10代から、人生経験を経て、敏腕弁護士となり上院議員となり、安定と幸せを絵に描いたような姿の一方でメリッサとの交流の中に人間的な一面がかいまみせる、長じて強さとちょっと傲慢な面さえ見せる中、手紙をかくことが彼の中でどれだけ安定剤となっているのか、そこでのやりとりにどれだけの潤いをもたらしているのかを感じさせる。
咲妃さんのメリッサは、芸術家肌で情緒不安定で、自分の欲望を最優先してしまう危うさと弱さと、華やかさを備え、その命を削る生き方に心が削られるような気がする。

見終わって、アンディとメリッサは、決して実生活上のパートナーとしてはなりえなかったと思うけれど、それとは別の誰にも断ち切ることも犯すこともできない絆がはあって、でもこの絆は男女であるから妻や夫から見ると許容しがたいものがあるものなんだろうなとか・・・でもそれでも、こういう絆を結べる関係性を持てたことはどれだけの幸せなんだろうとか・・・

手紙でみえる相手と、実体の相手との乖離っていうものはあって、ある意味手紙はあいてに向かって書きながらも一種の自慰行為的な要素があるように感じたり。

最後、、こういう最後を迎えざる負えないメリッサの人生を思い、メリッサを失ったアンディのこれからを思い、涙がとまらなくなった。

また、機会があれば別の方のものもみてみたいです。



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23:39 舞台 | コメント(0)
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