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NHL「アマデウス」

2018/07/15
●NHL 「アマデウス」
上演劇場:ナショナル・シアター オリヴィエ劇場
作:ピーター・シェーファー
演出: マイケル・ロングハースト
出演:ルシアン・ムサマティ、アダム・ギレン

NHLは、上映期間が短いし、そもそもが長いから、ほぼ1日1回興行だし、見れずに終わることも多いのだけれど。
これは、見れたことにに本当に感謝!
もし、ちょっと興味あるけれど、長いしなぁとか思っている人がいたら、ぜひ見てとお勧めしたい。
それくらい、目からうろこな、素晴らしい作品でした。

アマデウスは、84年に映画化されたものを見ていて、その時は面白かったけれど、そもそもモーツァルトがそんな人だったの??とかいろいろに初めて知ることの多さとストーリーに心を奪われていたような気がする。(封切時に見ているので、30年以上前のおぼろげな印象だけれど)

そして今回の舞台、
まずは、マイケル・ロングハーストの斬新な演出が素晴らしかった。
オペラの場面では、客席側に張り出す円の一部の形の花道を舞台に上手く見立て、演奏しながら動き回り、演出の一部となるオーケストラの生演奏、フィガロの結婚や後宮からの誘拐の初演舞台の再現の組み込み方、そしてエキセントリックなまでのモーツァルトと余りに人間的なサリエリと。
どれもが見ごたえがあったし、劇中演奏され、歌われるモーツァルトの楽曲もまたキャストの1人といっていいほどの大切な一部分を占めていた。

ルシアン・ムサマティ演じるサリエリは、すごく良かったと思う。
サリエリの中にある凡人でしかありえない苦悩、自分に才能が与えられないこと、自分には与えられず、モーツァルトには与えられていることを理解できる能力は与えられたことに対してへの神への反発、失望、憎しみ、後世に名を残せないことへの失望苛立ち等が余すところなく表現されていた。
また、アダム・ギレンのモーツァルトは、下品で奇矯な行動をとるけれど、ある意味純粋で単純で、彼は彼の頭の中であふれる音楽がすべてで、それが生活という世俗的なことで追い詰められていく様が、苦しかった。

あと見ていて、この戯曲は、18世紀後半を舞台にしているけれど、当時としてモーツァルトがいかに斬新で時代の最先端を行っており、単に才能をねたまれるというより、旧体制と新しいものの対立、才能とそれを理解できるものと、理解できずに周りの評価を踏襲するだけのものとの構造と、現代にあってもすごくタイムリーに感じる内容を扱っていて、だからこそみていてワクワクがとまらないのだろうなと感





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01:27 舞台 | コメント(0)
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