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検察側の罪人

2018/08/28
●「検察側の罪人」
監督 原田眞人
キャスト 木村拓哉 二宮和也 吉高由里子 松重豊 酒匂芳 平岳大 大倉孝二 他

公式サイト


とにかく、場面場面での役者の熱とやりとりの緊迫感はすごくあって、その力でぐいぐい押してくる感じだった。
ただ、原作を読んでいないこともあるし、原田監督自体がいろいろ重層的に意味を重ねてきたというのもあると思うけれど、私の中に例えばインパール作戦についての基本的な知識が欠けていたりすること、検察で扱っている事件の経緯を把握して追うことで目いっぱいで、丹野議員側の事件の背景的な部分等にまで把握が追い付かなかったりで、1回見た限りでは、伏線を回収しきれず重層的に意味を重ねている部分なども把握しきれていない感が強かった。

役者同士のぶつかり合い的なものは、見ごたえが十分。
まずは、ニノ演じる沖野検事が酒匂芳さん演じる松倉を取り調べる場面、ここはすごい。穏やかに進めていたところからの一転しての豹変したニノのキレ具合も、しかし劇場に任せているのではなく、ちゃんと冷静な自分も置きつつだということも感じ取れる。
そして、沖野と諏訪部@松重さん 最上検事@木村くんと諏訪部のやりとりも良い。諏訪部の得体がしれずそれでいて懐深いキャラを演じる松重さんがよい。最近、良い人キャラを見る機会が多かったので、こういう悪役良いなぁと思う。
そして、もちろん最上と沖野が対峙する場面も。お互いの相いれない気持ちをぶつけあう場面が検事室で、そしてラストの場面でとあるけれど、気迫が伝わってくる。

木村くんは、最近のドラマ等はみていなかったけれど、どうしても木村拓哉であるという部分がちらつきがちなところがあり、それが良くも悪くもの部分だと思っていたが、今回はそういう部分があまり感じなかった。内側にマグマを持ち、それを普段は冷静に抑え込みながら、自分のストーリーにハマり一線をこえていく冷えた狂気のようなものがよく出ていたと思う。
そして、ニノはやはり誰かと対する場面で相手との関係性、状況をうまく表現していく術はさすがとしかいいようがない。ニノはやっぱり狂気を演じてもらいたいなぁって思う。
松重さん、吉高ちゃんはもちろんよかったが、酒匂さんの怪演もすごく印象的だった。



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