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チューリップ・フィーバー

2018/10/18
●「チューリップ・フィーバー」
監督 ジャスティン・チャドウィック
脚本 デボラ・モガー トム・ストッパード
キャスト  アリシア・ヴィキャンデル クリストフ・ヴァルツ トム・ホランダー デイン・デハーン ホリディ・グレインジャー  ジャック・オコンネル ジュディ・ディンチ

公式サイト

原作はフェルメールの世界を小説にしたいと願ってかかれたもの。それの映画化です。

17世紀前半のオランダ、修道院で育ち、後継ぎを産むことを期待され初老の富豪の商人サンツフォールトに後妻として迎えられたソフィアと、肖像画家ヤンとの恋、サンツフォールト家の使用人マリアと魚の行商人ウィレムの恋、それに当時希少なものであったチューリップの球根の投機熱が絡みある物語。

まず、何よりも画面全体がレンブラントの世界観、そしてヤンに描かれるソフィアが、フェルメールを彷彿とさせる。
そして、全体に色合いが少ない画面の中で、チューリップの白、黄色、ソフィアの衣装の青がすごく鮮やかで美しい。

そして、なんていうか、誤解からのすれ違い、綱渡りのような偽装どか、ちょっとドキドキする展開もあるのだけれど、誰が悪役ということがないところが何とも切ない。
後継ぎを産むことを期待されて、買われるように孤児だったソフィアはサンツフォールト家に迎え入れられ、恵まれた環境を与えられ、とにかく後継ぎを産まなければというプレッシャーに押しつぶされそうになっているところに、肖像画を描くために訪れた若い画家ヤンと心が通じ合うことで、どんどんヤンとの恋にのめりこむ。
でも、サンツフォールトも、決して悪役な嫌な人間ではなく、先妻を出産時に失ったことに対して未だトラウマを抱えていたりソフィアのこともすごく大切に愛していることが端々に伝わってきて、気持ちが通じそうで通じ合わないところが切なくなる。
恋愛ということでは、ソフィアとヤン、マリアとウィレムの話が表に出ているのだけれど、ソフィアとサンツフォールトとの夫婦の愛の話が何よりも切なく感じる。

あと、チューリップおそるべし。ちょうど、日本では江戸初期の頃だけれど、日本と交易していたオランダ本国ではこんなチューリップ投機で沸いたりしていたんだなぁと思う。




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