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アルキメデスの大戦

2019/08/13
●「アルキメデスの大戦」
監督    山崎貴
キャスト  菅田将暉 舘ひろし 柄本佑 浜辺美波 笑福亭鶴瓶 小林克也 小日向文世 岡村隼 橋爪功 田中泯

夫と一緒に行ったのだけれど、まず驚きは、男の子って(←そもそも男の子っていう歳ではないし、男の子だけなのかどうかもわからないけれど) 戦艦大和が好きなのね。
大和に関しては、なんか有名な戦艦くらいの認識しかない私ですが、夫は子どもの頃プラモデルで作ったことがあるらしく戦艦大和自体にプチ感激。
いやいや、そこに食いつくんだ!っていうのが結構新鮮でした。

そして、大和自体にはなんの思い入れも無い私ですが、特に冒頭の大和の沈没シーンは圧巻だった。すごい迫力!!!さすが山崎監督!という感じ。
そして、撃墜されたアメリカ軍の飛行機からはパラシュートで乗組員が脱出して、味方の飛行機がそれを救助する場面が入っている、日本はカミカゼ特攻隊で、片道切符の攻撃だったけれど、そんなところに差を感じさせる。
(でも、アメリカも敵に対しては、原爆、各地の空襲で非戦闘員をガンガン攻撃していたのだけれどね)

映画自体は、ストーリーも面白かったし、会議の場面からの平山中将による二転三転の展開も面白かった。
菅田くんはかっこよかったし。

でも、何よりも見終わって感じたのは、あれだけあがいても戦争への道はかわらなくて。
山本五十六も櫂も平山も、いろいろ考えている人は、あれだけ国力の違いのあるアメリカに勝てっこないってわかっていても、結果戦争に突入していく   あの時点では、もう引き返すのが困難だったとしたら、どの時点でどうすれば引き返せる流れに変えられたのだろう。
今の社会情勢も、ナショナリズムが台頭していたり、いろいろな不安要素がある中で、気が付いたら引き返せないなんてことにならないようにしたいと思うのだけれど。

平山の「日本人は負け方を知らない」という言葉が、心に残った。
私達は、メンツのためにつっぱしったり、玉砕しても負けを認めたくない ところからどのくらい変われているんだろうか
  
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21:27 映画 | コメント(0)
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